仏壇の引っ越しをおこなうときの注意点

引っ越しの際に、なにかと大変なのが仏壇。
もちろん大きい、重い、ぶつけたり、傷をつけると大変だから慎重に扱わないといけない、という物理上の理由もあるのはもちろんですが、

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やはりそこには、ご先祖様であったり、亡くなった身近な人の想いや魂が宿っている場所でもある、というところから、より丁寧な作法で取り扱わないといけないものでもあります。

そういった意味では、お守りや人形、といったものと同じような扱いになるかもしれません。

一般的には、お仏壇の引越しをおこなうときには、以下の3点を順番でおこなうことが必要だとされています。

1、引っ越し前に位牌とご本尊の「精抜き」(魂抜き)をおこなう。
2、当日は、全ての荷物の搬出が終わった後の最後に出し、新居の搬入では、一番最初に納める
3、引越し後に位牌とご本尊に「精入れ」「開眼法要」(魂入れ)を行う。

従来の仏教(浄土真宗、大谷派、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗、真言宗、天台宗)はほぼこの流れです。

仏教系新宗教(創価学会、顕正会、幸福の科学)といったところは独自のやり方がありますので、本部の指示に従ってください。

精抜き、精入れは、それぞれ家庭の宗派のお寺からお坊さんを呼んでおこなってもらいます。

費用については、地域ごと、または宗派によっても異なりますが、一番安くても1万円からかかります。

別途足代として交通費を支払する場合もあります。

注意点として精抜きをおこなう場合は、当日だとバタバタしていて厳しいでしょう。早めに来てもらった方が安心できます。

また精入れについても、同じお寺にお願いするのが普通です。

神棚については、神主さんに来ておこなってもらうこともありますが、神道の場合は、そこまで厳密ではありませんので、精抜き、精入れをおこなわずに、心をこめて手を合わせることをおこなうだけでも大丈夫です。

仏壇の荷造りのやり方

引越し当日までには、移動しやすいように仏壇も荷造りをおこなっておきます。

周辺の仏具、照明、装飾品はパッキンで包み込んで段ボールにまとめていれて梱包します。
装飾品については、取り外しができないものもあります。
ムリに取り外そうとして壊してしまった例もありますので要注意です。

位牌などは、輸送にまかせず自分で持っていった方が安心でしょう。

仏壇本体は、引越し業者で対応可能なので、おまかせしても大丈夫です。

買い替えをおこないたいと思っている方は、引越し時が良い機会になります。

新しく仏壇を購入するところで、古い仏壇を処分する方法について、教えてくれます。回収業者さんでも、お寺に持っていって、断魂という処分をおこなってくれます。一般的な方法で捨てるわけにはいかないので、業者に任せたほうがいいでしょう。

精抜き、精入れは本当に必要なのか?

多くの人が悩む問題のひとつに
「引っ越し前の精抜き、引越し後の精入れ、開眼法要は本当に必要なのか?」
というところがあります。

信仰心の厚い家庭だったり、しきたりを守るご年配の方であれば、ちゃんとお坊さんを呼んで、これらの行事をおこなうでしょう。

しかし、引越しが近所ではなく、東京ー大阪のように、遠く離れている場所であればどうするのか?
同じお寺さんを呼ぶことも難しくなりますし、現実問題、「精抜き、精入れのたびにお布施や足代で数万円の料金を包むのは、さすがに厳しい・・、引越しなんてそれだけでもさんざんお金がかかるのに、それ以上のお金なんて出せない・・」
というのが一般家庭の本音でしょう。少しでも安い方がいい、やすくあげたいと思うのも自然なことです。

これは、個人の考えですが引っ越し前と引越し後にはしっかりと氏神様のところに行ってお参りする。引っ越し前と引越し後の仏壇には心を込めてこれからの転居の報告と、転居終了の報告をすればすむと思っています。

中には、精入れ、精抜きをちゃんとおこなわないといけない、さもなくば、たたりが、とか不幸が・・、などといってくる人もいるそうです。一部の新興宗教ではそのような脅迫まがいもあるようですが、そんなことを真に受けてはいけません。

何よりもご自身が心を込めて拝むことが大切であり、それ以上の問題ではないと思います。

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