不動産屋のおとり物件には気をつけた方がいい。そんな美味しい物件なんてないから

主に一部の不動産会社がおこなっている手法ですが、おとり物件というものがあります(おとり広告ともいいます)。

これは、既に成約されていて、実際には住むことのできない物件を、空き家、空き室として公開している手法です。

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「そんな手口ずるい!」と思ってしまいますが、かなりの不動産屋でこれはやっています。街や店頭に出ている看板を見てお店に入って「あの店頭にある物件を・・」といっても、かなりの確率で「それは、ついさっき契約が済んでしまったんですが、その代わりに・・」といって、もっと家賃の高い物件を持ってくる。

もちろんこれはれっきとした法律違反です。違法であり、罰則もありますが、多くの不動産屋が当たり前のようにやってしまっているところにこの業界のモラルの低さを感じてしまいます。地域によっても差があって、東京、名古屋、福岡、札幌に比べると大阪がだんとつで多いのです。

中小、大手に限らずおこなわれているところが多いです。かつてはエイブルが2008年に是正勧告を出されました。

スーモやミニミニ、アパマン、スマイティ、センチュリー21、ホームズといった大手だから安心ということはありません。
(大手でも直営店とFC店というのがあって、本部の考え方がしっかりと伝わっていないところも多いのです)

であっても、一度しっかりと確認することをおすすめします。

実店舗でもおとり物件を出しているところは多いのですが、ネットの方がおとり広告は多いです。
サイトによっては、3つに1つは契約できない物件だった、という事例もありますから注意が必要です。

おとり物件の2つのパターン

おとり広告で出されている物件にはおもに2つのパターンがあります。

1つは意図的に、存在しない物件、架空の物件、を店舗やネットに掲載しているケースです。
これらは、存在しない物件を載せているわけですから完全に犯罪になります。
最近ではこのパターンは減ってきましたが、まだおこなっているところもあるようです。

そして、もう1つは契約済みなのを、店舗の看板から外し忘れていたり、サイトから削除し忘れているパターン。
毎日毎日物件契約というのは更新しているわけですが、看板やサイトの更新を毎日怠っているから「契約できないのに、表に出されている」羽目になっているのです。本当に外し忘れていることもありますが、けっこう確信犯的に「そのままよさげな物件は表に放置」的な考えを持った人も多いのが事実です。もちろん申し込みはできません。このケースはちゃんとクレームとして指摘するとすぐに削除してくれます。

おとり広告での不動産のオトリ物件の犯罪としての立証が難しいのも、この後者のケースが多いからなのです。

実際に存在する物件を「ついうっかり外し忘れていた」といえば、それは意図的とはみなされないところに問題の深さがあります。

おとり物件にひっかからないための見分け方とは

よく対策として、

「住所番地が書かれていないのはNG」

「貸主(大家)、代理(個人大家の代理)、仲介元付(法人大家の代理)、仲介先物(仲介元付より、広告掲載を依頼されている会社)
の中でも、大家との関係が一番薄い仲介先物だとオトリ物件の確率が高い」

といわれています。でも、実際に住所番地はネットでの記載がないのが普通ですし、仲介先物でなくてもおとり物件だったりすることは十分にあるのです。

大手だったら安心できそうですが、まったくそんなことはなく、テレビCMなどで認知度が高いところであっても、普通におとり物件がありますので、信用しない方がいいでしょう。(大手ですらそのようなモラルが低いところがこの業界のヤバさを物語っているように感じます)

最近では「しっかりした物件を紹介している」として評価が高いのは、センチュリー21、エイブルといったところです。

以下に怪しい物件例の見分け方をあげてみます。

1、相場よりあきらかに安い物件
基本的にその地域には相場というものが存在します。
相場よりも安いとついつい目を引いてしまうのが人間の性ですが、安いということはなんらかの「訳あり」ということです。
あとは、敷金礼金0物件もそうです。初期費用が安いものに惹かれてしまいますが、それこそがおとり物件であることもあります。

2、「定期借家契約」の物件

定期借家契約というのは、最初の契約満了(通常は2年)と同時に契約の解除をおこなわなければいけません。
つまり引っ越して2年でそこに住むことができなくなってしまうというわけです。2年以上住む人の方が多いため、「もっと長く住めるところ、、では、違う物件をご案内します」という風に別の物件に持っていく流れです。

3、良い条件なのに、ずっと掲載されっぱなしの物件

明らかにいい条件の物件なのに、ずっと掲載され続けている・・。本来だったら、良い条件の場合は、すぐに契約に至るはずです。
それなのに、ずっと掲載が続くのは、「何らかの訳あり」か「囮物件」であるからです。

・新しい不動産会社は念のため疑った方がいいかも

もちろん新しい会社でもしっかりやってくれるとこも多いですし、歴史が長いから絶対に確実ということもありません。
不動産会社は非常にライバルが多い業界なので、その中で長くやっていることは信頼度合のひとつの目安になります。

例えば、
神奈川県知事(1)第12345号
という数字が物件に掲載されています。これは不動産会社の免許番号ですが、
このカッコ内の数字(1)、(2)、(3)、に注目しましょう。
この数字は免許更新のたびに更新される数字なのです。

(1):営業開始から5年未満、(2):営業開始から5~10年未満、(3):営業開始から10~15年未満ということです。
この数字が大きいほどしっかりと地域に根差して運営されてきた会社ということができます。

・ノマドのおとり物件チェッカーで確認するといいかも

でも、実際におとり物件かどうか、というのを自分で判断するのはなかなか難しいもの。

そんなときは、ヘヤジンが提供しているノマドの「おとり物件チェッカー」で確認してみるのも一つの方法です。

ここは、他の不動産ポータルサイトや賃貸住宅サービスサイトでの物件が実際に存在しているかどうかを確認できるうえに、仲介手数料も無料なので、かなり役に立つサイトです。

おとり物件は現実としてまだまだ存在していますし、これからも存在が消えることもないでしょう。
だからこそ私たち消費者も、もっと賢くなって、おとり物件に引っかからないようにしたいものですね。

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